私たちについて

ABOUT POSSE

NPO法人POSSE(ポッセ)とは

POSSEではこれまで社会的に弱い立場に置かれた、外国人労働者・女性・若者から、年間3000件を超える労働・生活相談を受けてきました。最近では、物価高騰が深刻化する中、「食費を削り、白湯やお茶で空腹を紛らわせている」、「一日一食で煎餅をふやかして食べている」、「水道代や電気代を払えない」など、生存ギリギリの貧困状態にある人から相談が多く寄せられています。貧困・格差のない社会を目指して、あなたも一緒に活動してみませんか?

活動内容のご紹介

POSSEの活動について

高校生や大学生、社会人のボランティア30〜40名が中心となり、若者や若年女性、ひとり親世帯、高齢者、外国人労働者・難民などから、年間3000件を超える労働・貧困相談を受けつつ、実態調査や政策提言活動を実施しています。 また、農地で野菜を生産し、貧困世帯への食糧支援を開始するなど、社会から貧困をなくし、全ての人が生きられる社会の実現のために活動中しています。

  • 相談・支援活動

    相談・支援活動

    年間3000件を超える労働・生活相談を受けてきました。労働法が守られず不当な目に遭ったり、生活保護が受けられない人の権利を守るため、国際NGOや弁護士・医療関係者・支援団体などと広く連携し、支援のネットワークを広げてきました。

  • 調査・学習活動

    調査・学習活動

    私たちは、数千件を超える相談から、今の労働・貧困問題の最新の状況をつかんでいます。対処すべき問題を鋭く切り込む調査を数多く行なってきました。また、支援の現場から見えてきた問題を考えるための学習会や講演会も、月に数回企画しています。

  • 政策提言

    政策提言

    相談や調査を通じて明らかになった実態をもとに、法律や制度を変えるため、政策提言を行なっています。日本の労働・福祉政策に影響を与え続けています。

  • 言論活動

    言論活動

    年3回、雑誌『POSSE』を発行し、全国の書店や図書館に並んでいます。
    2008年に創刊されて以来、「外国人労働問題」「ケアの市場化」「格差社会」など情勢に合わせたテーマで特集を組み、気鋭の若手研究者を招き、労働・貧困問題を中心に様々な社会問題を論じてきました。朝日新聞の「論壇時評」に何度も取り上げられるなど、その内容については社会的に高い評価を受けています。家庭内ケア労働のさらに、POSSEのメンバーが現場の相談や調査研究をもとに書いた著作や翻訳書は、一般読者のみならず、研究者にも高い評価を受けています。

  • 農地運営・森林保全活動

    農地運営・森林保全活動

    いまの日本では、約6人に1人が貧困状態におかれ、年間数十人もが文字通り餓死に追いやられています。

    わたしたちは相談を受けるだけでなく、学生が自らの手で畑を耕し、食べ物を必要としている人を支援する農地プロジェクトをはじめました。東京都八王子市内にある農地を借りて、農家から技術を学びながら野菜を自分たちで作ります。「絶対に餓死者を出さない」社会のシステムを構築していくことが、私たちの目的です。

MESSAGE

代表からのご挨拶

POSSEは「若者の労働問題に、若者自身の手で取り組む」ということをコンセプトに始まりました。そこから、外国人・女性・高齢者など、貧困や労働問題を抱える人が広がる中で、外国人労働サポートセンターの設立、フードバンクとの連携、農地運営など、活動の幅を大きく広げてきました。
「3日間、何も食べられていない」など、深刻な相談は増え続けています。これからも「貧困のない社会をつくる」という決意を新たに、50名を超すボランティアと力を合わせ、様々な挑戦を続けていきます。
代表理事 岩本菜々

1999年生まれ、東京都出身。
一橋大学大学院社会学研究科修士課程在籍。
大学3年生の時にPOSSEに参加。奨学金返済者の実態調査および政策提言、困窮者支援活動などを通じて貧困問題に取り組んでいる。

理事メンバー

鴫原宏一朗 理事

1998年生まれ、福島県出身。
東北大学大学院農学研究科在籍。専門は農業経済学。
福島原発事故の経験から、貧困問題や環境問題に関心を持つ。現在、仙台支部のメンバーとして、生活相談、労働相談に従事しながら、貧困問題と気候変動問題の接合を模索している。

メッセージ

世界中で紛争がおき、気候変動が猛威を振るい、物価の急騰といった、これまでの常識が通用しない、残酷な時代に突入している感があります。そんな時代だからこそ、自分たちで食料を作って支援に用いたり、ライフラインを無償化したり、地方でもできる生存を自分たちで守る取り組み(国会への陳情ではなく)が大事になってくると思います。POSSE仙台支部では、そういったこれまでとは異なる貧困・労働運動を模索し、全国に広めたいと思っています。

荻田航太郎 事務局長

2018年にPOSSEへ労働相談をした元「ブラック企業」労働者。
自身の問題解決後、学生バイトや外国人労働者、エッセンシャルワーカーが直面する問題にボランティアとして取り組んできた。
現在は事務局長として相談活動に携わりながら、筑波大学大学院博士後期課程にて移民・労働研究を行っている。

メッセージ

私がPOSSEの活動に関わるようになった最大の理由は、労働者が非人間的に扱われ、企業によって使い捨てにされる現実への怒りです。最近も、機械に巻き込まれて右手を失った技能実習生や、入社からわずか2か月で過労死した労働者のご遺族から相談が寄せられました。こうした「使い捨て」がまかり通る社会の仕組みを、根本から変えていきたい。その思いを原動力に、私は日々活動を続けています。

2021年「第8回エクセレントNPO大賞」(「エクセレントNPO」をめざそう市民会議主催、毎日新聞社共催)受賞
2013年ユーキャン新語・流行語大賞トップテン:POSSE代表・今野晴貴が「ブラック企業」で受賞
2013年大佛次郎論壇賞:POSSE代表・今野晴貴が『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』(2012年、文春新書)で受賞
2013年仙台市において実施したPOSSEの被災者送迎事業に対して、厚生労働大臣から感謝状を受領

POSSE発足以来、各種団体から助成金を受領しています。

公益財団法人総評会館/公益財団法人地域創造基金さなぶり「生活困窮に陥る若年女性の総合支援事業及び支援者育成事業」/「女性及びセクシュアルマイノリティの職場におけるジェンダー差別やハラスメント被害に関する相談支援事業」(社会福祉法人中央共同募金会「赤い羽根福祉基金」)/「生活困窮状態にある若者の相談支援事業」(独立行政法人福祉医療機構)


公益財団法人総評会館/公益財団法人地域創造基金さなぶり「生活困窮に陥る若年女性の総合支援事業及び支援者育成事業」/女性及びセクシュアルマイノリティの職場におけるジェンダー差別やハラスメント被害に関する相談支援事業」(社会福祉法人中央共同募金会「赤い羽根福祉基金」)/「困難を抱える若者の生活再建をサポートするための労働・生活相談事業」(公益財団法人東京都福祉保健財団)


「在留外国人への緊急支援と持続的体制構築事業」(SAFOR)/「困難を抱える女性の雇用と生活を守るための労働・生活相談事業」(2022年度日本郵便年賀寄付金助成)/「困難を抱える若者の生活再建をサポートするための労働・生活相談事業」(公益財団法人東京都福祉保健財団)/公益財団法人総評会館


宗教法人真如苑/公益財団法人総評会館/社会福祉法人中央共同募金会(三菱財団×中央共同募金会 外国にルーツがある人々への支援活動応援助成)/公益財団法人日本財団/一般財団法人BNI財団ジャパン/独立行政法人福祉医療機構


OPEN SOCIETY FOUNDATIONS/公益財団法人倶進会/公益財団法人総評会館 /中央労働金庫/公益財団法人東京コミュニティー財団(「新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金」)/株式会社東京スター銀行/日本郵便株式会社/認定NPO法人まちぽっと(「草の根市民基金・ぐらん」)/公益信託オラクル有志の会ボランティア基金


電通育英会(生活相談)/パルシステム東京市民活動助成基金(生活相談)/市民社会チャレンジ基金(政策提言)/草の根市民基金・ぐらん(政策提言)/みやぎNPO夢ファンド(広報活動)/大阪コミュニティ財団(労働法教育)/福祉医療機構(被災地支援)/赤い羽根共同募金(被災地支援事業)/JKA(被災地支援事業) ほか多数

2006年

2008年

2011年

2012年

2014年

2019年

2025年

法人名特定非営利活動法人POSSE
代表者名岩本菜々 代表理事
設立2007年3月16日
事業内容・法律制度の活用を支援する事業
・労働情報を提供する事業
・調査研究及び政策提言する事業
・社会の労働条件改善に向けた他団体と共同しての情報交換や交流事業
・地域社会における協同の促進や災害復興支援に取り組む事業
事業所本部所在地
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-33-6 木下ビル 3階
(1階に木下循環器呼吸器内科クリニックがある建物です)
https://www.npoposse.jp/

仙台POSSE
〒980-0014
宮城県仙台市青葉区本町1-14-20 本町キクタビル601
https://sendaiposseblog.wordpress.com/

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